Japanische Klassiker mit Furigana
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いぼ
童話集 ごんぎつね|最後の胡弓ひき ほか十四編
Lesen Sie 童話集 ごんぎつね|最後の胡弓ひき ほか十四編 (いぼ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 14.278 Zeichen · 30 Bildschirme
「ちがう、かぶと虫だ。」
と、小さい太郎は、口をとがらしていいましたが、おばあさんには、かぶと虫だろうががにだろうが、かまわないらしく、ふんふん、むにゃむにゃといって、ふたたび目をひらこうとしませんでした。
小さい太郎は、おばあさんのひざから糸切れをとって、かぶと虫のうしろの足をしばりました。そして、縁板の上を歩かせました。
かぶと虫は、牛のようによちよちと歩きました。小さい太郎が糸のはしをおさえると、前へ進めなくて、カリカリと縁板をかきました。
しばらくそんなことをしていましたが、小さい太郎はつまらなくなってきました。きっと、かぶと虫には、おもしろい遊び方があるのです。だれか、きっとそれを知っているのです。
二
そこで、小さい太郎は、大頭に麦わらぼうしをかむり、かぶと虫を糸のはしにぶらさげて、門口を出ていきました。
昼は、たいそうしずかで、どこかでむしろをはたく音がしているだけでした。
小さい太郎は、いちばんはじめに、いちばん近くの、くわ畑の中の金平ちゃんの家へいきました。金平ちゃんの家には、しちめんちょうを二わかっていて、どうかすると、庭に出してあることがありました。